Hiro | AgriTech PdM 👨‍🌾📱🛰

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創業100年以上の日系企業で海外事業開発に挑戦中

PdMほど現場に行った方が良いと思う(オーストラリア出張での気づき)

こんにちは、AgriTech PdMのHiroです。

先日、オーストラリア出張に行きました。 出張で「PdMほど現場に行った方が良い」と感じたので、気づきを整理したいと思います。

著者の属性

私はプロダクトマネージャーの一員として、新規のPRD作成やUI/UXデザイン作成をメインに行なっています。

元SEなのでプロダクトの上流設計・テストを行ったり、AWSも触るので、開発者寄りのプロダクトマネージャーです。

なぜそう感じたか?

理由は単純です。
ユーザーと一緒に自社のプロダクトを使うと、課題がわんさか見つかるからです。

今回はオーストラリアの大規模圃場を訪問したのですが、例えば、、、

  • そもそも通信が弱くてアプリを使えない
  • 特定の操作を行うのに何回もドリルダウンする必要があるため、圃場で使っている時間がない
  • GPSの精度が悪い

など、 現場に行くとオフィスでは気が付かない課題がたくさん見つかります。

他に頭を悩ませていたデザインより、もっと先に改善するべきことが分かります。

フレームワークを使って仮説を立てることも大事ですが、ユーザーがすでにいるのであれば、まずは現場に行くべきだと感じました。
(昭和な発想かも知れませんが大事です)

あと、オフィスで開発ばかりしていると、主観を優先しがちです。結果的に、自分よがりのUI/UXになってしまうと強く感じました。

今後のマインド

上記の気づきから、今後は現場の声をいただいたら、「1ユーザーの意見だからなあ〜」ではなく、次のように考えるようにします。

  1. なぜその声があがっているか?
  2. ペインであれば、どうすれば解決できるか?
  3. 他にも同じように感じているユーザーはいないか?

上記ステップを踏んで、複数のユーザーがペインに感じているのであれば、それは優先的に改善すべきことです。

新規事業のプロダクト開発において、1ユーザーであっても現場から声があがってきたら、チャンスだと思って真剣に向き合いたいと思います。

P.S.

この気づきを帰国後にメンバーに伝えようと思っても、共感してもらうのは至難の技です。笑

これは伝える力や共感してもらう技術を身につけないといけませんね。

2022年振り返り

AgriTech PdMのHiroです。
2022年は初めて異動も経験したこともあり、社会人生活の中で大きな変化があった年でした。
簡単に振り返りたいと思います。

1-3月

社会人3年目の最後の四半期でした。
新卒入社で希望していなかった部署にERPのSEとして配属されたため、4年目になったら転職か社内異動をしようと決めていました。
そのため、成果をあげることを目標に業務に取り組んでいました。

EPRの性能改善と品質向上という内向きな業務でしたが、何事も経験だと考えるようにしていたので、意外とモチベーションは低くなかったです。上司や同僚にめぐまれたこともあります。

今思うとこの時期を腐らずに頑張ったことが、異動後で活きていると思っています。

Summary

  • EPRの性能評価と性能改善(業務ロジック改善やSQLチューニング)
  • 海外BP様の開発工数見積もりと開発管理(QCD管理)
  • 簿記3級を取得
  • 英会話(Cambly毎日プラン)を開始

4-6月

担当していたPJが本稼働に入り、気持ちに余裕がなくなっていました。

PJではお客様先で本稼働の立ち合いを行なっていたのですが、結構ストレスがかかる業務でした。(SEで本稼働立ち合いを経験された方なら分かると思います。。。)

PJはお客様が主導となって行うものなのですが、現場の方からすればそんなことを知るよしもなく、何かトラブルがあれば関係なく矛先はベンダーに向けられます。

辛い時期でしたが、メンタルはかなり鍛えられたと思います。
あとは、本稼働後の想定外のバグやユーザー要求に対して、即時に対応するスキルも身につきました。
エンジニアこそ現場でエンドユーザーと対話するべきだ、と考えるようになれたため良い経験でした。

Summary

  • SEとしてERP導入PJの本稼働立ち合いを経験(商用作業と現場対応)
  • 本稼働後のバグやユーザー要求に対応するスキルを習得(C#SQLデバッグなど)

7-9月

PJの本稼働も無事(?)に終わり、本格的に異動活動を始めました。
もう少しSEとしてPJ経験を積みたい気持ちもありましたが、PJの本稼働も始まり、モチベーションが下がり始めていることを感じて、異動を決意しました。

私の会社では社内公募のような制度があるのですが、私の会社では自ら手を挙げて異動する人はまだ少なかったため、まずは人事や労働組合などを活用して情報収集しました。

入社試験の時から考え方も価値観も変わっているので、もう一度自分の仕事に対する考えの軸やキャリアプランなどを整理しました。この作業にはかなりの時間を要しましたが、必要な時間だと思います。

自社の色々な部署を調べていると、AgriTechビジネスを行なっている現在所属している部署を知りました。
「海外での新規事業開発」と「IT×農業」をとても魅力に感じ、全く新しい領域でしたが思い切って応募して、無事に合格できました。

社内異動のノウハウについて、整理して記事にしたいです。
(その後、2人の同僚に異動相談を受けて、2人とも1発で希望の部署に異動できているため、他にも役に立つ人がいると信じています)

Summary

  • AgriTechビジネスを行なっている部署に異動
  • グローバルビジネスをスタート

10-12月

異動先の部署では、仕事に対してやり甲斐を感じています。
モチベーションの高い人が多いこと、グルーバルでの新規事業開発が刺激的なこと、プロダクト開発が奥深く楽しいこと、などが理由としてあります。 ですが、想像以上に新しいことばかりで戸惑いもありました。

まずは開発手法がウォーターフォールからアジャイルに変わったことです。
新規事業なのでエンジニアも少なく、ドキュメントや開発時のルールがほとんどない状況でした。
アジャイル開発だから?それとも人が少ないから?と自分の中で理由を見つけて、特に気にしないようにしていましたが、今思うと自分が感じた異変には正直に意見を述べるべきだと感じています。

あとは営業、調達、広報、R&D、エンジニアが一体となって新規事業開発を進める点に戸惑いを感じました。
これまではそれぞれにグループがあって、役割が決まっていましたが、新規事業となると、やり方が決まっている仕事の方が少なく、この仕事は誰が担当するべきか?が明確でないことが多いです。
今では、ロールで線引きをしないで、担当できる人が引き取って、可能な限り色々な人でサポートしながら進めるべきだと考えています。
(これも難しいことがあると思いますが)

また、プロダクトマネージャーというキャリアを知りました。
まだ勉強中ですが、プロダクトマネージャーとしてキャリアを歩んでいきたいと考えるようになっています。

プロダクトマネージャーになるには、幅広い知識と経験が必要なのでまだまだ道のりは長いですが、まずはエンジニアのスキルを磨いて、プロダクトの仕様を理解したプロダクトマネージャーを目指したいと感がています。

(あと、初めて海外出張に行きました。海外出張での気づきについてはまた記事にしたいと思います)

Summary

  • プロダクトマネージャーというキャリアを知る
  • 初めて海外出張に行く
  • アジャイル開発を経験する
  • Web・モバイルのプロダクト開発を経験する

まとめ

2022年度は初めて社内異動を行い、自分のキャリアで大きな変化があった年でした。
異動先では、プロダクトマネージャーとしてのキャリアに出会い、2023年ではこのキャリアパスに真剣に向き合いたいと思っています。
今年は日々学んだことをブログとして残していきます。

今年も楽しく頑張ります!!!